「ハーモニー」社に登録するシングルマザーは700人を超え、これまでに100を超える会社に紹介してきた。
彼女たちへの評価は高く、
「もう一人ほしい」「うちにも紹介して」との声が相次いでいる。
厚生労働省の2011年の統計によると、
民間企業の係長に占める女性の割合は15%、課長は8%、部長は5%に留まる。
企業がシングルマザーを採用しない理由は、
子どもの病気で早退する、残業させられない、などだろう。
しかし、経歴、能力などを確かめもせずに門前払いなんて、社会的な損失に違いない。
残業をいとわない母親も沢山いる。
再チャレンジが難しい日本を、復活のチャンスに満ちた企業社会にしなくてはならない。
シングルマザーの正社員雇用は、そんな問題を投げかけている。
(朝日新聞2013年2月11日記事より抜粋)
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