新卒採用計画(2014年春)について、朝日新聞社が主要100社を対象に行った調査で、14年春の採用を前年より「増やす」とした企業は20社で、「減らす」の16社を上回った。
「アベノミクス」で株価が上昇し、景気回復に期待が膨らんでいるが、企業の採用はまだ慎重で、「前年並み」が38社と最も多かった。
まとめると、
「増やす」20社
「減らす」16社
「前年並み」38社
「増やす」は金融に多く、三菱東京UFJ銀行や、みずほフィナンシャルグループが100人単位の採用増を計画する。
食品や流通の一部も採用を増やす。
「減らす」は運輸や電力などインフラ系で目立つ。
イオングループやソフトバンクグループは大幅に減らす。
事業拡大で積極採用をした前年の反動という。
「前年並み」や「未定」は電気や自動車に多い。
外国企業との激しい競争にさらされており、採用数を一定にとどめたり、確定に時間がかかったりしている。
4月に、定年後も65歳まで働く場を確保するよう企業に義務付ける「改正高年齢者雇用安定法」が施行される。
このことが新卒採用数に影響を与えるか聞いたところ、「新卒と再雇用者では役割が違う。若手の採用は企業の活力の源泉」(食品)などと企業が多かった。
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